第3話 「単一」ワインと「ブレンド」ワインの違いを知る。
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“6つの品種”をわかるようになれば、いよいよワインの世界を楽しめるようになります。
(まだ、わからない人はぜひ「第2話 これを押さえればOK!好みのワインを見つける方法」を読んでみてください!)
なぜなら、世の中に出回っているワインの多くには、”6つの品種”のうちいずれかが使われているし、もしも知らない品種に出くわしたとしても、「(6つの品種のうち)どのワインの味に似てますか?」と聞けば、自分の飲みたいワインを見つけることができます。
これで、「よっしゃー!お店に行っても安心!私はワイン通だ!」…。
と、思いきやそんな簡単な話でもないのです…。(まあそんなに簡単ならそもそもワインソムリエという職はなかったでしょう。笑)
「どういうこと?じゃあ結局、ワインはまずい。美味しくない。っていうことになるじゃないか。」
わかります。理由を説明しましょう。
実際にワインを買いに行ってみるとわかるのですが、「なんの品種が使われているかわからない」問題が発生するのです。
しかも、そんなワインが、世の中にいっぱい存在します。
もちろんワインのラベルや店頭の説明に、堂々と「シャルドネ」「カベルネ・ソーヴィニヨン」と書いてあるワインもあります。
しかし、一方で品種が謎に包まれたワインも多く存在しています。
単一とブレンド
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じゃあその謎のワインはなんなんだ!となります。説明しましょう。
ワインには大きく分けて「単一」と「ブレンド」の2種類があります。
・「単一」
「単一」とは、1種類のブドウから作られるワインです。またの名を「ヴァラエタルワイン」とも呼びます。
品種を飲み比べて好みの味を探る上でとても役立ち、「わかりやすくておいしいワイン」に多いです。
なので、ワインを飲みなれていない人には「単一ワイン」からいくとまずいワイン・美味しくないワインに出会う確率は低いと思います。
・「ブレンド」
一方、「ブレンド」はその名の通り、複数の品種を混ぜて造られたワインで、1つの品種だけでは引き出せない複雑な香りや豊かな味わいが特徴。
「わかりにくくておいしいワイン」に多いです。まあ俗にいう、まずくておいしくないワインですね。
(ちなみに、語弊があるといけないので。決してまずくありません。おいしいですが、この記事を読めばその理由がわかります。)
そして、この「ブレンドワイン」の大半は、ラベルに品種の表記がありません。
相当なワイン通でも、どの品種がどの味なのか口で判別することが難しいです。
なので、ブレンドワインの場合は「特定の品種の味を捕まえる」よりも、「国や地域の違いによる味の違い」を楽しみましょう。
それぞれのワインの特徴
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- 産地が新世界
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ワインの歴史が比較的浅いアメリカ、チリ、オーストラリア、日本などの新世界と呼ばれる産地では、単一品種でワインを作るのが主流。わかりやすくておいしいワインが多く、自分の味覚に合ったワインワインを見つけやすい。
- ラベルがシンプルで読みやすい
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シンプルなデザインが多く、難しい用語も少ないので初心者でも読み取りやすいのが特徴。
- ラベルに品種名が書いている
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単一ワインは1つのブドウ品種で造られているたね、品種名がラベルに記載されていることが多い。店頭で選ぶ時も目につきやすく、好みのワインを見つけやすい。
- 値段がお手頃
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クオリティが高いワインも比較的リーズナブルな価格で手に入れられる。なので、デイリーワインにおすすめで、手軽に飲み比べができる。
旧世界と新世界
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ワインの世界は、大きく二つに分けられます。
ますは、ワインの歴史が古い「旧世界」。(主にフランス、イタリア、スペイン、ドイツ)
そして、ワインの歴史が新しい「新世界」。(主にアメリカ、チリ、オーストラリア、日本など)
一般的に、「旧世界」のワインは「ブレンド」は主流で、「新世界」のワインは「単一」が主流です。
例外もありますが、おおざっぱに「ヨーロッパはブレンド」「それ以外の国は単一」と覚えておいても間違いはないでしょう。
実際に、お店で確認してみて下さい。
日本などの新世界ワインはラベルにたいてい品種名が書かれていますが、フランスやイタリアのワインはラベルを見ただけではどの品種が使われているかはわからないはずです。
つまり、「新世界ワイン」は簡単で、「旧世界ワイン」は難しいのです。
なので、はっきりとわかりやすい味の「新世界」の「単一」ワインを選ぶようにしながら品種による味の違いを覚えてみてください。
違いがはっきりと区別できるので、どんどんワインを選ぶことも、飲むことも楽しくなってくるはずです。